節約男性をバカにして婚活迷子になったアラサーの話|金銭感覚で見るべき本当のポイント

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「もっと私を大切にしてほしい。それだけなのに、どうして伝わらないんだろう」

婚活中のアラサー女性から、こういった相談を受けることが少なくありません。デートのたびに感じるもやもや。友達の話を聞くたびに広がる焦り。「私って、この程度の扱いでいいの?」という問いが頭から離れない。

この記事では、節約思考の男性を「ケチくさい」と切り捨てて後悔したアラサー女性の実話をもとに、婚活で本当に見るべき金銭感覚の本質をお伝えします。読み終えたとき、これまでとは少し違う視点で目の前の相手を見られるようになるはずです。

あるアラサー女性の話──なぜ彼女は”良縁”を自ら手放したのか

婚活で金銭感覚の話になると、必ずといっていいほど出てくる「ケチvsケチじゃない問題」。でも実際のところ、その境界線ってどこにあるんでしょうか?

付き合って2年、不満は”ジワジワ”と積み重なっていった

Aさん(当時28歳・アラサー)は、同い年の彼氏と2年ほど付き合っていました。穏やかで誠実な人。嘘をつかない。約束を破らない。傍から見れば「いい人」そのものでした。

でも、彼女には引っかかりが消えなかった。

週末のデートはいつも近場。少し奮発しても、選ぶのは値段よりコスパを意識したお店。誕生日プレゼントは機能的な実用品。割り勘にこだわるわけではないけれど、支払いの場面でスマートさに欠ける。そういう細かいことが、じわじわと積み重なっていった。

「好きだけど、なんか……大事にされてる気がしない。」

友人の話に火がついた──「なんで私だけこんな扱いなの?」

ある日、友人たちと集まったとき、話題が彼氏の話になりました。

「先週、ホテルのレストランに連れてってもらってさ〜」「誕生日にブランドのバッグもらった!」

SNSで見るキラキラした投稿だけじゃない。リアルな友人の口から出てくる体験談。それを聞くたびに、Aさんの中で何かが弾けていきました。

「私だって同じように扱われていいはずなのに」

その感情は一度火がつくと、もう止まりませんでした。

「もっと私に投資してくれる人がいるはず」──決断の瞬間

Aさんは彼に別れを告げました。

「あなたのことが嫌いになったわけじゃない。でも、私はもっと大切にしてもらいたいんだと思う。」

彼は驚いた様子でしたが、引き止めることもなく受け入れました。Aさんはその反応にも、少し傷つきました。「もっと必死になって欲しかった」と。

別れを告げた直後から始まった、理想の男性探し

勢いで動き出したAさんは、さっそく婚活アプリに登録。新しい出会いに胸を高鳴らせました。

“太っ腹な男”との出会いは夢のようだったが……

「やっぱり来てみてよかった」──そう思ったのも、束の間のことでした。

初回から高級感あふれる空間、完璧なエスコート

マッチングアプリで出会ったBさんは、都心に勤める高収入のビジネスマン。初デートに選んできたのは、夜景が見える洗練されたレストランでした。

会話のリードも完璧。食事が終わればタクシーを先に手配して、自然な流れで全額支払ってくれる。Aさんは久しぶりに「お姫様扱いされてる」と感じました。

「やっぱり私には、こういう余裕のある男性が合ってる。」

でも、なぜか関係が深まらない

2回、3回とデートを重ねても、なぜか関係が前に進まない感覚がありました。夜遅い時間に突然連絡が来ることが増えて、「週末どう?」が「今夜は?」に変わっていった。

不安になったAさんが思い切って聞きました。

「私たち、ちゃんと付き合ってるの?」

「重い関係は求めていない」──遊び目的の男性が使うお金の正体

Bさんの返答はこうでした。

「楽しく過ごしたいだけだよ。将来とか、そういうの考えるの苦手でさ。」

その言葉の意味を理解するまで、少し時間がかかりました。

あの豪華なデートも、全額払いも、エスコートも──それは愛情ではなく、遊びのための”娯楽費”だった。

高収入で財力がある男性にとって、数万円の食事代は痛手でもなんでもない。自分が楽しむための投資として、惜しみなくお金を使える。そこに「この人と将来を築きたい」という気持ちは、最初から含まれていなかったんです。

同じ失敗を繰り返すうちに、アラサーの時間は静かに過ぎていった

それでもAさんはあきらめませんでした。「次こそは」と思いながら、似たような男性を何度も追いかけた。でも結果は同じで、気がつけばアラサーの後半に差しかかっていた。

かつては多かったアプリへのいいねも減り、以前のように自信を持って婚活できなくなっていた。

元彼の”その後”を知った日、すべてが逆転した

それは、共通の知人からの何気ない連絡から始まりました。

共通の知人から届いた、思わず目を疑う近況報告

「そういえば、元彼くん結婚したらしいよ。なんか家も買ったって聞いた。」

Aさんは思わず固まりました。一緒に住んでいたわけでもなく、派手な生活をしていたわけでもない。あの「地味な彼」が、今や所帯を持って、マイホームまで手に入れていた。

あの”節約デート”には、ちゃんと理由があった

後から知った話ですが、彼は付き合っていた当時から毎月しっかり貯金をしていたそうです。

ファミレスを選んでいたのはケチだったからではなく、将来の生活資金を地道に積み上げるためでした。プレゼントが実用的だったのも、「長く使えるものを選びたい」という彼なりの誠実さの表れだった。

「お金を使わない」のではなく、「何のためにお金を管理するか」を真剣に考えていた人。

それがAさんにはわからなかった。

堅実に生きていた彼が手にしていたもの

彼が結婚した相手は、職場の後輩の女性。派手さはないけれど、誠実に向き合ってくれた彼の姿を「信頼できる人」と受け取った人でした。今は穏やかな家庭を築いているといいます。

「どうして気づけなかったんだろう」──後悔と涙の理由

Aさんはその夜、久しぶりに声を上げて泣いたそうです。

「私が見ていたのは、彼がいくら使ってくれるかだった。彼自身じゃなかった。」

その言葉が、すべてを物語っていました。

ケチと堅実、どこで見分ける?婚活で本当に使える判断軸

ここからは少し視点を変えて、実際に使える話をしましょう。「ケチ」と「堅実」って、正直どこが違うの?という疑問に、具体的にお答えします。

「何にお金を使わないか」ではなく「何のためにお金を管理しているか」で見る

ケチな人は、自分のためにも出し惜しむ傾向があります。一方、堅実な人は目標があってお金を管理しているので、必要な場面では惜しまない。

たとえば「旅行の計画を立てようか」という話になったとき、堅実な男性は「いいね、いつ頃がいい?貯めとく」と前向きに動きます。ケチな男性は「まあ、そのうちね」で有耶無耶になりがち。その差は小さいようで、大きい。

真剣に結婚を考える男性ほど、初期デートが地味になりやすい心理的背景

これ、意外と知られていないんですよね。

結婚を本気で考えている男性は、最初から「この人と日常を共に生きていけるか」を確認したいと思っています。背伸びをしたデートを重ねて「こういう生活が続くのかな」と期待させるより、ありのままの自分を見せて「それでも一緒にいたいと思ってくれるか」を知りたい。

だから、最初のデートがカジュアルなお店だったとしても、それは「あなたへの関心が低い」サインではなく、「真剣に向き合っている」サインかもしれない。

出会ってすぐにお金を使える男性が”なぜそうできるのか”を冷静に考えてみる

初デートから全額払い、高級店、完璧なエスコート。それができるのは、その行動にリスクがないからです。つまり、その関係に深くコミットしていないからこそ、サラッとお金を使える。

本当に大事な相手に対しては、むしろ慎重になる。それが人間の自然な心理です。

金銭感覚の一致は金額ではなく「価値観の方向性」が揃っているかどうか

SMBCコンシューマーファイナンスの2025年調査によると、結婚相手に妥協したくないことの3位は「金銭感覚」(44.4%)で、1位の「価値観」(47.0%)と紙一重の差でした。

つまり多くの人が感じているのは、「年収の高さ」ではなく「お金への向き合い方が似ているかどうか」なんです。将来のことを一緒に考えられるか。無駄遣いに対する感覚が近いか。それが長い結婚生活を支える土台になる。

節約デートに好意的に反応できる女性が、誠実な男性に選ばれやすい理由

男性は思った以上に、相手の反応を見ています。

割引クーポンを使ったとき、相手が少し嫌そうな顔をしたら──「この人は収入で自分を評価しているんだな」と感じる。逆に「賢いね、私もそういうの好き」と言われたら、強烈な安心感を覚えます。

「この人なら、一緒に生活を作っていける。」そう思わせる女性の姿勢が、誠実な男性を動かす最大の鍵です。

婚活がうまくいく人・いかない人──分岐点は「何を見ているか」

うまくいく人とそうでない人、何が違うのか。経験上、一番の差は「相手の何に注目しているか」です。

NGパターン:デートのたびに「愛情の採点」をしてしまっている

「今日のお店、この前より格下げじゃない?」「割り勘って……結局そういう扱いか。」

こういった思考が頭をよぎる人は要注意。男性はその空気を敏感に察知します。「この人は僕の財布を見ている」と感じた瞬間、心が離れていく。

誠実な男性ほど、自分を「収入込みのスペック」で評価されることに強い拒否感を持っています。

うまくいくパターン:日常の小さな幸せを2人で笑い合える関係性を育てている

「スーパーの特売、すごいタイミングで行けたね」「この家で作ったご飯、お店より美味しくない?」

こういう会話ができる関係性を大事にしている女性は、婚活でも着実に前に進んでいます。高いお金をかけなくても2人でいるだけで楽しい。その感覚を共有できる相手を探している、ということです。

SNSや友人の話に影響されすぎていないか、立ち止まって考えてほしいこと

SNSに投稿されているのは、その人の人生のほんの一部です。最も見栄えのいい瞬間だけを切り取ったもの。その裏にある日常や、リアルな金銭事情は決して表に出てきません。

他人の演出された輝きと自分の現実を比べて「私だけが取り残されている」と感じるのは、無意味なだけでなく、婚活の判断を大きく狂わせます。

結婚生活の本質は”非日常”ではなく”365日の地味な日常”を一緒に穏やかに過ごせるかどうか

これは本当に大切なことなので、はっきり言います。

デートの豪華さと、結婚生活の幸福度は、ほぼ比例しません。

住宅資金、子どもの教育費、老後の備え。結婚後の生活にはまとまったお金がかかります。そのとき頼りになるのは、目先の気前の良さではなく、地道にお金を管理してきた習慣と責任感です。

高収入でも貯金ゼロという男性は、想像以上に多い。入ってくるお金が多い分だけ生活レベルを上げてしまい、いざというときに何も残っていない──そういう家庭は珍しくないんです。

視点をひとつ変えるだけで、出会いの景色は変わる

最後に、もう少し実践的な話をさせてください。

「相手への要求」から「自分がどう見られているか」へ──たった一歩の視点転換

婚活がうまくいかないとき、多くの人は「いい相手がいない」と思います。でも実際には、自分がどういう女性として見られているかという視点が抜け落ちていることが多い。

相手の金銭感覚を試すような態度を取っていないか。条件ばかり並べて、相手の本質を見ようとしていないか。その視点を持てるかどうかが、婚活の分岐点です。

今まで出会ってきた人の中に、見逃していた原石はなかったか

「デートはつまらないし節約家だけど、人は良さそうだった」という相手、過去にいませんでしたか?

もしかするとその人こそが、最高のパートナー候補だったかもしれません。条件や雰囲気ばかりに目が行って、その奥にある誠実さや将来への責任感に気づけなかったとしたら──こんなにもったいないことはありません。

客観的な目線が必要なとき──プロのサポートを使う選択肢も

自分の立ち位置を客観的に見るのは、感情が入り混じっている分、思った以上に難しいものです。

私が結婚相談所をすすめる理由のひとつは、担当カウンセラーが「価値観の相性」を軸にマッチングしてくれる点にあります。金銭感覚や将来設計の方向性まで踏まえた上で相手を紹介してくれるので、表面的な条件だけで判断するリスクを大きく減らせます。

IBJの成婚白書2024によると、2024年の成婚組数は過去最多の16,398組。婚活サービスを上手に活用することで、確実に出会いの質は変わります。「ひとりで悩み続けるより、プロの目を借りる」という選択肢を、ぜひ頭の片隅に置いておいてください。

【まとめ】本当に見るべきは「将来への責任感」と「日常の思いやり」

今日お伝えしたことを、最後に整理しておきます。

見るべきポイントNG視点OK視点
デートの場所・値段「安いお店=ケチ」と判断なぜその店を選んだかを聞く
お会計のスタイル割り勘=愛情が薄いお金の管理感覚を見るチャンス
プレゼントの金額高くないと気持ちがない実用的・長く使えるを選ぶ誠実さ
節約志向の有無ケチくさい・地味将来を見据えた責任感のある姿勢
豪華なエスコート大切にされている証拠関係の重さをどう考えているかを確認

婚活で本当に見るべきは、今いくら使ってくれるかではありません。

何かあったときに一緒に乗り越えていける精神的な強さ、限られた収入の中でも工夫して幸せを見つけられる前向きさ、日々の何気ない時間を思いやりを持って共有しようとしてくれる姿勢。

それに気づいた瞬間から、婚活の景色は少しずつ変わっていきます。今日がその一歩になれたら、嬉しいです。

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