婚活をしていると、こんな悩みが頭をよぎりませんか?
「どんな人を選べばいいのか、正直よくわからない」
「趣味が合う人を探してるのに、なかなかうまくいかない」
「価値観って言葉、よく聞くけど具体的に何を見ればいいの?」
そのモヤモヤ、実は科学が答えを出してくれています。
2023年、世界的な科学誌「Nature」に、100年分の夫婦データをまとめた衝撃的な論文が発表されました。アメリカ・コロラド大学が22の特性を対象にメタ分析を行ったもので、夫婦になりやすいカップルには明確な共通点があることが判明したんです。
この記事では、その論文の内容をもとに「婚活で本当に見るべきポイント」をわかりやすく解説します。趣味でも外見でもない、長く一緒にいられる夫婦が実際に持っている共通点を一緒に確認していきましょう。
※この記事は「夫婦になった人たちに共通する特徴」であって、「これがないと結婚できない」という話ではありません。安心して読んでみてください。
まず知っておきたい「同類婚」という事実

婚活に役立てる前に、まず前提となるデータを押さえておきましょう。
夫婦の9割は「何かが似ている」って知ってた?
「正反対の二人ほど惹かれ合う」という言葉、聞いたことがありますよね。でも実際のデータはちょっと違います。
今回のNatureの論文によると、夫婦の約9割に何らかの類似性が見られるという結果が出ました。「正反対の夫婦」は全体のわずか3%。残り7%は相関があいまいなケースです。つまり、似た者同士が夫婦になる「同類婚」が圧倒的に多いというのが、100年分のデータが示す事実なんです。
「匂いは違う方がいいって聞いたけど…」という反論も出てきそうですよね。たしかに免疫の観点からは異なるタイプに惹かれる部分もあります。でも「似ている」といっても何もかもが一致するわけではなく、「ここは似ていた方がいい、ここは違ってもいい」というポイントがあるんです。そこが今日の本題です。
Natureの論文ってどんな研究?
少し補足すると、この研究はアメリカ・コロラド大学が発表したもので、「2つの独立したサンプルソースと22の特性に関するメタ分析から得られた広範な同類婚の証拠」というタイトルの論文です。
メタ分析とは、過去の複数の研究結果を統計的に統合して分析する手法で、個々の研究よりもはるかに信頼性の高い結論が得られます。しかも100年分のデータを対象にしているわけですから、信頼度は相当高い。婚活の指標として活用しない手はないですよね。
夫婦になりやすいカップルの「超重要5項目」

さて、いよいよ本題です。相関が特に高かったトップ5を順番に見ていきましょう。あなたはいくつ意識できていますか?
1位:家庭内のルールとお金の使い方が近い(政治的見解)
論文では「政治的見解」という表現が使われています。ただ日本の文脈では、家庭内のお金の使い方やルール設定に近いイメージで捉えると分かりやすいです。
具体的に言うと——
- 貯金派なのか投資派なのか
- 賃貸派なのかマイホームを買いたいのか
- 家具はコスパ重視か、少し高くてもデザイン重視か
- 家事の分担は明確に決めたいのか、気づいた方がやるスタイルなのか
こういったことが似ているかどうか、です。
「愛があればなんとかなる」と思いたくなる気持ちはよく分かります。でも生活空間で毎日接する「ルール」がズレていると、じわじわとストレスが積み重なっていきます。恋人関係なら見えにくいこのズレが、一緒に暮らし始めた途端に表面化するのが結婚の難しさですよね。
男性専門の結婚相談所では、真剣交際に進む際に価値観チェックシートを記入してもらうことがあります。そこには「年末年始は実家に帰るか?」「お金の管理は誰がするか?」といった項目が並んでいます。データ的にも正しいアプローチだったと、この論文を読んで改めて確信しました。
2位:倫理観や冠婚葬祭への向き合い方が似ている(宗教的信条)
こちらも論文では「宗教的信条」という言葉が使われていますが、日本の文化では倫理観・行動規範・年中行事への関心の度合いと読み替えると分かりやすいです。
たとえば——
- 初詣、お盆、法事などをどれくらい大切にするか
- 誕生日やクリスマス、記念日をちゃんとお祝いしたいかどうか
- 嘘をつくこと、ルールを破ることへの感覚(心の痛みのライン)
- お墓や家のしきたりをどう扱うか
実際、近年の夫婦間トラブルで多いのが「お墓問題」や「義実家との付き合い方」です。お互いの家族観や文化への向き合い方が大きくズレていると、長期的な夫婦生活が息苦しくなるケースが多い。
「今は合わせられる」という人でも、将来的にそれがストレスになるかどうかを考えておくのが大切です。
3位:学んできた環境の近さ(教育水準)
「教育水準」と書くと学歴の話に聞こえますが、そうじゃないんです。
ポイントは「どんな教育環境で育ってきたか」が近いかどうか、という点。小学校から私立に通ってきた人は、子どもにも自然と同じ選択肢を与えたがる傾向があります。習い事については「とにかくやらせるべき派」と「興味を持ったらでいい派」で、夫婦間でぶつかるケースが相当多い。
「大卒の人がいい」という条件を設定すること自体は悪くないですが、学歴とIQ(知能レベル)を同一視しないことが大事です。どんな事情で大学に行けなかったかは人それぞれですし、学歴だけで教育背景を測るのはもったいない。
「自分がどんな教育環境で育ったか」を基準に、それに近い環境で育ってきた人かどうかを見ていくのが正確な活用法です。
4位:喫煙習慣──吸う人は吸う人と、吸わない人は吸わない人と
これは比較的シンプルです。吸う人同士が結ばれることが多く、吸わない人同士が結ばれることも多い。異なるパターン、つまり吸う人と吸わない人の夫婦は相対的に少ないという結果です。
正直に言うと、婚活現場でも「タバコを吸わない方がいい」という希望は男女ともにかなり多い。そもそも交わらないようにフィルタリングが起きているから、結果的に同じ習慣を持つ人同士が夫婦になりやすい、ということだと思います。
一人暮らしのときは全然気にならなかったのに、家で誰かが吸っていると気になる——そういう感覚、分かりますよね。生活空間を共にするとなると、喫煙習慣の一致は思った以上に重要だったりします。
5位:話のテンポや思考レベルの近さ(知能・IQ)
5位はIQ、つまり知能レベルの類似性です。具体的には「話のテンポが合うか」「抽象的な概念で会話できるか」といったところが、長期的な関係を築く上で大事だと論文では書かれています。
「あの映画のシーンってさ、なんか○○みたいじゃない?」という例えが、二人の間だけで通じる——そんな体験、してみたくないですか?それが日常的に起きているカップルは、会話にストレスがなく、自然と絆が深まっていく。
そして繰り返しになりますが、IQと学歴はイコールではありません。学歴フィルターだけでお相手を探すと、本当に会話が合う人を見逃す可能性があります。目安にするのはいいけれど、唯一の基準にしないこと。これは現場で婚活を見ていても、強く感じる部分です。
「中程度の相関あり」グループも見逃せない

トップ5ほど強い相関ではないものの、無視できない項目が6位以降に続きます。
衝動のコントロール力(物質使用障害)
論文では「物質使用障害」という専門用語ですが、要はギャンブルや浪費などの衝動に対してどれだけブレーキが効くか、という話です。
「また使っちゃった!」が止まらないタイプと、しっかり自制できるタイプが夫婦になると、金銭管理の面で大きなズレが生まれます。日々の生活に直結する部分なので、軽視できないポイントです。
喫煙量・飲酒量──「どれくらい飲むか」まで近い
面白いのは、タバコを吸うかどうかだけじゃなく「1日に何本吸うか」まで近い夫婦が多いという点です。飲酒量も同様で、お酒が大好きな人はやはり同じくらい楽しめる人と一緒になりやすい。
「私だけ飲んで申し訳ないな…」という感覚が生まれにくい関係は、それだけで心が楽になりますよね。ただ、量が違う夫婦でもうまくいっているケースはあって、その場合は「飲んでいる側が相手に申し訳なさを感じさせない工夫」ができていることが多いようです。
身長は「絶対値」ではなく「相対値」で似ている
「身長が同じ人同士が結ばれやすい」というわけではないんです。これは少し誤解されやすい点なので整理します。
データが示すのは、各性別における相対的な位置が近い人同士が夫婦になりやすいということ。男性の中で平均的な身長(例:171cm)の人は、女性の中で平均的な身長(例:158cm)の人と夫婦になる割合が高い。つまり「身長差のバランス感覚」が似る、ということです。カップルに自然と感じる安心感のある身長差、なんとなく共感できますよね。
BMI・体型──食生活と運動習慣が「映し鏡」になる
体型が似ている夫婦が多いというデータもあります。でも、これは「ルックスが似ている人を選んでいる」というよりも、食生活・運動習慣・生活リズムが近いからこそ体型が揃っていく、という結果論の側面が大きいと思われます。
結婚すると同じものを食べ、同じ時間に起きて、似たような生活を送ります。自然と体型が近づいていくのは、ある意味では”共に生きている”証拠なのかもしれません。
性格の「ビッグファイブ」で唯一、夫婦に相関があった項目

ここが今日いちばん意外だったポイントかもしれません。
性格の5つの軸「ビッグファイブ」ってなに?
心理学の世界では、人の性格は大きく5つの軸に分類できると言われています。
| 軸 | 内容 |
|---|---|
| 開放性 | 好奇心・創造性・新しいことへの興味 |
| 誠実性 | 計画性・自己規律・責任感 |
| 外向性 | 社交性・積極性 |
| 協調性 | 思いやり・協力・信頼 |
| 神経症傾向 | 感情の不安定さ・ストレス耐性 |
このうち夫婦間で類似性と有意な相関があったのは「開放性」だけでした。逆に言えば、他の4つは似ていなくてもいいということです。
「開放性」が合わないと何が起きる?
「開放性」とは簡単に言うと、変化・新しいこと・未知の体験をどれだけ楽しめるかという感覚です。
「休みに新しい場所行ってみようよ!」と言う人と、「いやいや、家でゆっくりしたい」という人が一緒にいると——休みのたびに衝突が起きます。「出かけたい vs 家でゴロゴロ」のすれ違い、実際に婚活現場でも「ここが合わなかった」という声は本当に多い。
転職・キャリアチェンジ・引越し。人生の「変化」に対して、ポジティブに動けるタイプかどうかが近ければ、長い人生を一緒に歩んでいきやすい。逆にそこが大きくズレると、どちらかが「窮屈だな」と感じ始めてしまいます。
婚活男性が”勘違いしやすい”3つの落とし穴
データを学んだうえで、よくある誤解を確認しておきましょう。
「趣味が合う人を探す」は実は相関が薄かった
これは正直、驚いた人も多いんじゃないでしょうか。趣味・ゲーム・漫画・スポーツといった共通の趣味は、夫婦の相関として上位に入ってこなかったんです。
趣味は出会いのきっかけとしては非常に有効です。共通の趣味がある場所での出会いは会話も弾みやすい。でも、それを「この人と結婚できるかどうか」の主な判断基準にしてしまうのは、データ的には正しくない。
趣味は移り変わるもの。10年後に同じことをしているとは限りません。だからこそ、趣味より深い「価値観・生活観・倫理観」の近さの方が、長期的な相性として重要になってくるんですよね。
「大卒だから大卒の人がいい」はちょっと違う
「自分が大卒だから、お相手も大卒がいい」という希望をお持ちの方は多いです。気持ちは分かります。でも論文が示しているのは学歴ではなく”教育的背景の近さ”と”知能・思考レベルの近さ”です。
大学に行けなかったのに頭の回転が抜群に早い人もいます。逆に学歴が高くても話がまったく噛み合わない、ということも現実的にあります。学歴はひとつの目安として活用する分にはいいですが、そこだけに絞ると本当に合う人を見逃す可能性がある。ここは強くお伝えしたいポイントです。
「今やっているかどうか」より「将来ストレスを感じるかどうか」で考える
たとえば「実家への帰省」。今現在、あまり帰省しない習慣のある人でも、結婚後に「帰って当然」という文化に入れば自然とそれが普通になる場合もあります。
大事なのは、そのライフスタイルが将来的にストレスになるかどうかです。「やりたくないわけじゃないけど、今はやってなかっただけ」という人と、「そういうのは本当に嫌だ」という人では、結婚後の生活への影響がまったく違います。今の状態だけでなく、将来の自分がどう感じるかをセットで考えるようにしましょう。
じゃあ実際、婚活でどう使えばいいの?
理論は分かった。でも「じゃあどうすればいいの?」というのが本音ですよね。実践的な活用法を整理します。
価値観チェックで先に確認すべき7つの項目
以下の項目について、なるべく早い段階でお相手の考えを把握することをおすすめします。
| 項目 | 確認ポイント |
|---|---|
| お金の管理 | 貯金派か・投資派か・財布は別か共同か |
| 年末年始 | 実家に帰る頻度・どちらの家を優先するか |
| 子どもの教育 | 私立希望か公立でいいか・習い事の考え方 |
| 生活習慣 | 喫煙・飲酒の頻度・就寝時間のリズム |
| 記念日・イベント | 誕生日・クリスマス・法事などへの関心 |
| 変化への姿勢 | 転職・引越し・新しい挑戦への反応 |
| 倫理観 | 嘘・ズルへの感覚・マナーの基準 |
趣味を「入口」にしながら、奥にある価値観を見る
趣味が合う場所での出会いを否定しているわけじゃありません。共通の趣味は会話を弾ませ、「この人といると楽しい」という感覚を生む入口として最高です。
ただ、そこから一歩踏み込んで。「この人は変化が好きなタイプか」「生活の価値観が似ているか」という視点を同時に持つ。趣味+価値観の両方で見ていくことが、成婚に近づく現実的な方法です。
一人で考え続けるより、プロの視点を借りる
婚活って、自分一人で「相性が合うかどうか」を判断し続けるのが正直しんどいんですよね。緊張する場面でいきなり価値観を深掘りするのも難しい。
そういうとき、婚活のプロに伴走してもらうことで「見るべきポイント」が格段に明確になります。男性専門の結婚相談所では、こうしたデータや現場経験に基づいて「あなたに合いそうな人」を提案してくれる。マッチングアプリが「自分でお相手を探す」スタイルなのに対し、結婚相談所はアドバイザーが一緒に考えてくれるのが大きな違いです。
「なんとなく合いそうだけど自信がない」という感覚を、専門家の言葉で整理してもらえるのは思った以上に心強い体験ですよ。
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まとめ:「誰が合うか分からない」から卒業するために
最後に、今日学んだことを整理しておきましょう。
Natureが発表した100年分のデータが示した、夫婦になりやすいカップルの共通点は——
【相関が特に強い5項目】
- 家庭内のお金の使い方・ルール設定(政治的見解)
- 倫理観・行事への向き合い方(宗教的信条)
- 学んできた環境の近さ(教育水準)
- 喫煙習慣
- 話のテンポ・思考レベル(知能・IQ)
そして性格の「ビッグファイブ」の中では「開放性(好奇心・変化への姿勢)」だけが夫婦に相関あり。趣味の共通点は、実は相関が低い項目でした。
この視点を持つだけで、お相手を見る目が変わります。「なんとなく合いそう」から「ここが合ってるから一緒にいられる」という確信に変わる。
もし「自分に合う人ってどんな人なんだろう」という問いがまだ漠然としているなら、今日ご紹介した5つの軸を基準に改めて考えてみてください。きっと答えが少しずつ見えてきますよ。
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